『マヤ ~天の心、地の心』

古代マヤ暦の偉大なカレンダーは2012年12月21日に終焉。この壮大な物語はどのようにして終わりを迎えるのだろうか。海は荒れ狂うのだろうか。最後の木が切り落とされた時、天が落ちてくるのだろうか。

古代マヤと私たちの文化や宗教観とは異なる。
しかし、私たちが今直面している問題にマヤ暦の終わりが、不思議にもタイミングが同期しているのはなぜだろうか。事実、すべての生命を宿している地球は、恐ろしい速度で破壊されつつある。この現実を前に、私たちは無関心であり続けている。

マヤ暦の終焉は盛んに「人類の滅亡」と関連付けられ、様々な情報が溢れているが、このような憶測よりも説得力のある事実がある。現代のマヤ人900万人が暮らすメキシコのチアパス州とグアテマラは、グローバリゼーションによって翻弄されているのだ。遺伝子組み換え作物、グローバリゼーション、鉱山開発などにより、地球が破壊され、マヤ人たちの文化や生活環境が崩壊に瀕している。現代マヤ人に起きていることは、私たち自身が抱える問題の縮図ではないだろうか。

監督フラウケ・ザンディッヒ、エリック・ブラック
制作国ドイツ
キャストホセファ“チェピータ”・ヘルナンデス・ペレス フロリダルマ・
ペレス・ゴンザレス カルロス・チャン・キン・チャヌク カヒカン・
フェリペ・メヒア・セペット アロンソ・メンデス ドン・
アントニオ・マルティネス グレゴリア・クリサンタ・ペレス マウディラ・
ロペス・カルドナ ダビデ・ヘロニモ
制作年2011
時間99min